SOHO

ナンか妙にウケが良かったので、そっち系のネタを紹介しようと思う。

何故だかロンドンには5年に一度くらいの割合で行っている、前回行ってからもうしばらく足っているのでまた大夫様変わりしているのだろう・・・オタク的に(笑)  90年代初期のロンドン・・・正直日本人のオタクにとって馴染みのある感じのお店は一切無かった。  五年後90年代後半、オックスフォード通りにそういう香りのするお店を見つけた。  スターウオーズグッズとかに混じって珍妙な色のドラゴンボールZグッズなんかが売られていた。  同時期、フランスのパリでは日本漫画の専門店らしきモノが開店していたようだ。  オイラが行った時にはそこは丁度お休みしてた・・・日本みたいに四六時中お店が開いている国は珍しい。  欧州圏では旅行者の都合など気にせず店は週末になるとお休みだ。   シェスタのタイミングで現地に着くともう何も出来なくてただ街中をブラブラしたりしてたことが良くあった、それでも異国の風景は楽しく時間はすぐに過ぎ去っていった。  あー懐かしいなあ(しみじみ)

そして2000年代・・・驚いたことにオックスフォードには先に紹介した店が規模を拡大し日本の漫画コーナーが大きな場所をしめていた。  更に近所を歩いているだけで数軒の専門店を見つけることが出来た。  気分的にもすんごく親しくなったのは確かだ。  この時は確かロンドンに語学留学していた友人のトコロで世話になったりしたので比較的余裕を持って行動できたように思う。  

さて何故ロンドンの話を持ち出したのかというと今も昔もクラブシーンのメッカの一つだからだ。  週末の夜ともなると低音の響く半地下の怪しげなクラブで有象無象が踊り狂う。  そんな阿呆なイメージを持って居られる方も多いのではないだろうか?  かくいうオイラもそうだ(笑)  怖いけれどちょっと興味がある異世界。  そんな感じだろうか・・・まあそんな訳で興味本位でそういう場所に何度か行ったことがある。 今でこそテクノやトランスといったクラブシーンから派生した音楽はオタクにとっても馴染みが深いモノだが昔はそうでもなかった。  エロゲーなどで”その香りがする音楽”を聞けるようになった時は驚いたモノだ。  日本にゴアテクノなどが紹介されはじめた頃・・・特に有名なアーティストなんてそれほど居たわけでもなく渋谷のシスコなどに輸入されるCDなどをジャケ買いして当たりはずれを競っていた時期がある。   みんな忘れているかもしれないがネット環境がここまで便利になったのは2000年を超えてからのことだ。  90年代半ば・・・情報はコアに親しい場所にしか未だ落ちていなかった。   オイラはちっともディープな住人では無かったけれど友人達がそういう場所にいた。  誘われて六本木や渋谷のクラブに行って朝まで踊ってたり、田舎までレイヴに行ったこともあった。  実はその時期に聴いていた音楽が一番色濃く反映されているのがアニソンやゲームミュージックだったりする。   自分とは縁遠い世界だと感じていたモノがその後ドンドン身近になっていくのだから縁というのは結構不思議なものである。

さて、そんな訳で本場のクラブに興味を持っていたオイラはロンドンに行った折に飛び込みで見に行ってみようと思い立ったのである。  下調べもナンにもしていないので本当に飛び込みだ、正直怖い。   少し前に件の当たり年もあったので”ウホの人”の生息域にも余り近づきたくない。  ヨーロッパにはそう言う人向けの場所が多く存在すると言うことは知識として知っているので避けなくてはならないと思っていた。   で、どうしたのかというと”女性客が入っていくクラブ”を視認してそこに突撃したのである。   男女隔たりのないクラブならまあ、大丈夫だろう・・・うん、オレ様頭イイね!  

ロンドンの”SOHO”・・・夜の繁華街のクラブ。  少し大人になったような気分だ(充分大人の年齢だったけど)   薄ぐらい店内には既にビートの利いた曲が流れていてダンスフロアでも数人体を揺らしている。  でもまだ盛り上がりには早いタイミングのようだ、ビールを片手にフロアの小さなイスに腰掛ける・・・下戸なのでビールは何となくその場になじむためのアイテムに過ぎない。  ほとんど潜入取材敢行中の記者の気分だ。  周囲を見回してみる、白人の男性がほとんどで女性の数はさして多くはない。  近くにいたネクタイを締めた金髪の兄さんと目線が会う、愛想笑いをしてから目線をそらす。  なんとなくだが更にその奥の赤毛でムチムチした髭のオッサンがこっちを見ている気がする。  いかん、例のカルロ共のせいで白人の男性を警戒するクセが付いてしまったようだ。  偏見はいけないと思いながら未だ人のまばらなダンスホールに目をやる。   会社員の仲間とおぼしきネクタイにワイシャツ姿の数人の白人男性がジェンカのような踊りを連なりながら踊っている。

「ヒャッホ~ホッホ~♪」

楽しそうだ。 前方の男性の肩を掴んで嬉しそうに踊っている。  見ようによっては爽やかだ。  爽やかだと思いたい。  しばらくすると店内にグラムロックスタイルのウホくさい人達が入ってきて雰囲気が大夫怪しくなって来た。  ユーロPOPのビートの利いた曲がDJブースから止めでなく流れてくる。   会社帰りの集団のようなワイシャツネクタイの兄ちゃん達は相変わらず肩を組みながらとても仲が良さそうにしている・・・ナンかお酒を口移しで飲み合っているような光景が見えた気もするが気のせいだろう。   髭のオッサンと近場にいたワイシャツ姿の金髪さんが時折こちらを見ている気がするが多分気のせいだ。  特に髭のオッサンの目が座っている気がするがそんな訳はない。  ただの被害妄想だ。  

折角女性もいるのだからせめてそちらの様子でも見ておこう・・・でももちろんこんなトコロにオイラ好みのロリ少女は居ない。  でも女性を見ていると安心できる、何故だか守られているような気分になれる。

そう思ってオイラは店内の女性陣の様子を見ていた。  彼女達も友達同士で仲が良さそうだ。   
するとそのうち二人がダンスホールの中央に飛び出てきて激しく体をくねらせながらエロダンスを踊りはじめた。
冷やかすような口笛の音、盛り上がる店内、まるで映画か何かのワンシーンのようだ。

激しくなる二人のダンス、身を重ね官能的に絡み合う、迫り来るヒゲの親父・・・ジワリジワリと距離が縮んでいる気がする。   ダンスする女性二人、おもむろに抱き合った!

そしてそのまま長い長いディープキス・・・・

・・・・そうですよね、ボクは失念していました。  ”ゲイ”って別に”男”限定じゃないですよね。  
女の子同士でも立派な”ゲイ”ですよね。  

とりあえず第3のカルロに会う前にボクは店内から逃げました。  案内人が居ない限り、二度と一人であの手の場所には立ち入らないと思います。

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